*本記事は一部プロモーションを含みます
キャンプを始めて2年くらいたった頃、人気のYouTuberさんの影響でUL(ウルトラライト)キャンプに少し興味が湧いてきたおやじ。簡単コンパクト装備でデイキャンプでラーメンとコーヒーを楽しんだりしている動画の中で使われていたのはアルコールバーナー(アルコールストーブ)でした。めっちゃカッコいい!とドはまりして早速トランギアのアルストを購入。キャンプに行けない休日はもっぱらアルストもって野山に出かけました。
今回はおやじ的アルコールバーナーのすすめと題してトランギアアルコールバーナーにつて解説してみたいと思います。
やっぱトランギアのアルストは
かっこよかー♪
トランギアの
アルストて?
トランギア社のアルコールストーブのことタイ
アルコールストーブ?
アルコールバーナーともいうね
調理の熱源なんよ
じゃあ少し説明しようかね( ̄ー ̄)ニヤリ
はっ・・・
長くなるパターン💧
トランギアアルコールバーナー
出典:トランギア公式ホームページ
アルコールバーナーとはアルコールを燃料としたバーナーのことです。アルコールストーブとも呼ばれます。
1925年創業のトランギア社のアルコールバーナーは50年以上のロングセラー商品です。アルコールバーナー以外にもケトルやメスティンなど多くのアルミ製アウトドアクッカーを手掛けています。キャンプブームで一時はメスティンなど手に入りにくい物もありましたが現在はした在庫状況のようです。
詳細スペック
商品名 | トランギアアルコールバーナー TR-B25 |
使用燃料 | エチルアルコール・メチルアルコール |
重量 | 110g |
収納サイズ | φ7.5×H4.5cm |
パーツ | タンク、火消し用・火力調整用蓋、タンク用蓋 |
タンク容量 | 100ml (メーカー推奨量 :最大70ml) |
素材 | 真鍮 |
本体の重さはわずか110g。大きさはφ7.5×4.5cmとコンパクトです。パーツは本体タンクとタンク用蓋と消火・火力調整蓋の3つといたってシンプルです。
消火・火力調整蓋は消火の際に本体の上に被せる蓋になります。またスライド部分を開くと火力が調整できます。
タンク用蓋はパッキンが付いておりタンクをしっかり閉じることができます。しかし中に燃料が入ったまま締めると漏れる場合がありますので燃料を入れたままの持ち運びはしない方が良いです。
本体タンクは中央のタンク部分に燃料を入れます。タンクに満タンに燃料を入れることは推奨されていません。最大タンク容量の2/3(約70ml)を上限とすることが推奨されています。燃料の入れ過ぎには注意しましょう。
素材は真鍮で経年変化を楽しめます。無骨な風合いが良いですよね。
燃料
燃料は「燃料用アルコール」を使用します。ドラッグストアやホームセンターなどで気軽に手に入れることができます。燃料にはメチルアルコールとエチルアルコール両方使えますがメチルアルコールは毒性が高いので取り扱いに注意しましょう。
燃料の持ち運びには上の写真の容器を利用しています。左からセリア(約100ml)バーゴ(240ml)トランギア(300ml)になります。*徒歩キャンプの場合飛行機や電車には持ち込めませんのでご注意ください
アルコールバーナーのメリット
軽量コンパクト
アルコールバーナーはガスバーナーなどと比べて小さく軽量です。登山の熱源や軽量化を目指すソロキャンパーには向いています。
おやじは良くスノーピークのチタンマグ450にスタッキングしています!すっぽり入ってとても便利(^^♪
上の写真のセットで軽量化してデイキャンプに出掛けます!スノーピークのチタン450はケトルとして大活躍します!
ケトルとしてチタン450を使う場合にピッタリのフタがこちらです!
スタッキングもキャンプの楽しみの一つやねー
壊れない
構造がシンプルで壊れません。シンプルなので取り扱いも簡単です。
燃料の入手が容易
先ほども書きましたが燃料の「燃料用アルコール」の入手が簡単です。ホームセンターやドラッグストアで手に入ります。ネットでの購入もできます。
無臭
燃焼時にほとんど臭いがありませんので食事の際も気になりません。
環境にやさしい
アルコールは再生可能エネルギーのため環境にやさしいです。ガスと比べるとガス管などのゴミも出ません。
寒さに強い
出典:トランギア公式ホームページ
ガスは気温が低いとうまく気化できず火が付きにくい「ドロップダウン」をおこしますがアルコールはガスよりも低い温度で気化しますので比較的寒い日でも十分使えます。
アルコールバーナーのデメリット
熱量が低い
アルコールは他の燃料と比べ熱量が低いので沸騰や調理に時間がかかることがあります。ガスバーナーと比べるとその差は歴然です。
風の影響を受けやすい
風の強い日にはすぐに炎が上がらず火が安定しません。風防が不可欠になります。
火力調整が難しい
トランギアのアルコールストーブの場合蓋の調整弁で火力調整できますが他のメーカーのアルストではそもそも調整ができないものもあります。基本はお湯を沸かしたり短時間に簡単に調整可能なもの専用と思った方が良いかと思います。
昼間炎が見にくい
炎の色が青白いので昼間の明るい時間は炎が見にくいことがあります。事故につながりますのでしっかり着火・消火されているか確認しながら使用しましょう。
調理や湯沸かしに使う燃料量がわからない
400mlのお湯を沸かすのにどれくらいの燃料でどのくらい時間が掛かるか??経験や知識がないと中々わからないですよね・・・
後半で基本的な調理ごとの燃料を開設するバイ!
燃費が今一つ
CB缶のガスバーナーと比べると燃費は悪いと思います。火力また風の影響がある場合は調理時間が普段よりかかる場合もあります。その場合は燃料を余分に使うことになります。
使い方
基本的な使い方はいたって簡単です。
着火
消火・火力調整蓋、タンク用蓋を外します。
五徳を準備します。今回はセリアの五徳を使用します。
五徳は色々なところから発売されとるばい
100均からもこれ以外にたくさんあるばい
アルコールを必要な分量入れます。
ライターやマッチ、ファイヤースターターで火をつけます。初心者の方は先の伸びるライターが着火しやすいのでおすすめです。
クッカーを乗せます。
消火
消火する場合は消火・火力調整蓋をゆっくりかぶせて消火します。100均のマルチスツールなど使うと安全に消せます。蓋をかぶせても火が残る場合は息を吹きかけて消します。
本体が熱くなるので溶けやすい素材や変色する素材のテーブル上で使用する場合は下にフェルトマットなど敷いてから使用するようにしましょう。
燃焼時間
トランギアアルコールバーナーの燃焼時間は燃料タンクの2/3(70ml)で約25分間燃焼します。単純計算で10mlで約3分半を目安にすると良いでしょう。
しかし風の影響などを考えて多めに準備することをおすすめします!
また調理する内容に応じてアルコールの保存容器を小分けにしておくと便利です。
調理ごとに使うアルコールの量
初心者さんが一番悩むのは「カップラーメン食べるのに必要な湯沸かしにどのくらいのアルコールが必要??」ということでしょう。
以下はトランギアアルコールバーナーでお湯を沸かす場合の100mlごとの沸騰必要時間と必要アルコール量をまとめた表です。
実際実験して出した数字です。
実験の条件
①屋内で風がない
②室内気温16℃
③スノーピークチタンマグ450に蓋をつけて加熱
くれぐれも目安ですのでここで示した量よりも余分に燃料を入れることをを強くおすすめします!「おやじのせいでラーメン食えなかった!」といわれても責任もてません(笑)自己責任でお願いしますね!
沸騰させたい水量 | 必要燃焼時間 | 必要アルコール量 |
100ml | 約2分 | 約6ml |
200ml | 約4分 | 約12ml |
300ml | 約6分 | 約18ml |
400ml | 約8分 | 約24ml |
500ml | 約10分 | 約30ml |
ではいくつかの調理例をまとめました。
湯沸かし
カップラーメンで必要なお湯の量約400mlのお湯を沸かす場合、クッカーの素材や風の具合にもよりますが目安としては24mlのアルコールが必要となります。風の影響などを考えると30mlあればよいかと思います。
コーヒーだと1杯200mlで12mlのアルコールが必要ですがこれも15mlほどを目安にすると良いかと思います。
袋麺
30mlあれば500mlの沸騰は行けますがその後の湯で時間を3分とすると40mlで調理可能です。しかし風の影響を受ける環境で実験しましたが40mlでは厳しく約60ml使いました💦環境で変化することを身をもって体験しました(笑)おかげでコーヒー沸かせませんでした・・・
炊飯
トランギアアルコールバーナーで炊飯も可能です!一合をメスティンで炊飯するには15分火にかける必要があるので、上の表から計算するとアルコールは45ml必要となります。がしかし!!45mlは少し多いです!アルコールの量が多くなると誤差も大きくなるので炊飯時は40mlでお願いします!実験で45mlやってみましたが2分以上長く燃焼してしましました💦
40mlでも少しおこげができる場合がありますので沸騰してきたら一度軽く混ぜてください。完全自動炊飯をしたい場合は便利な自動炊飯用シリンダーが販売されていますのでそちらをご利用ください。
今回は無洗米を使うため水は200ml使っています。浸水時間は30分。
アルコールバーナー関連ギア
アルコールバーナーには色々な関連グッズがあります。デメリットである防風対策はマストですし火力調整しにくさをカバーするものはあると便利です。快適にアルコールバーナーを使うための関連グッズを貼り付けておきますね。
イムコ自動炊飯用シリンダー
イムコのこの自動炊飯用シリンダーは
アルストでほったらかし炊飯ができる優れものバイ!
これでおこげも無くなるな
トランギア五徳
五徳は100均なんかにも
たくさんあるぞ
ミュニーク五徳兼風防
おー2WAYだな
風防も100均にあるぞ
アルコールバーナーの種類
トランギア以外にもアルコールバーナーは色々なメーカーから発売されています。代表的なものは以下の通りです。
エバニューのこのアルストはチタンだから軽量!
消火蓋なしバイ
アルストの中でも高火力!
消火蓋に取っ手が付いているのは便利そうだな
スノピのアルストは炎が美しい~
風防と五徳もセットなのがうれしい!
まとめ
・トランギアアルコールバーナーは50年以上愛されている優秀なバーナーである
<メリット>
・軽量コンパクトで壊れにくい
・アルコールを使うので無臭で調理に向く
・寒さに強く環境にやさしい
<デメリット>
・火力が弱く調整が難しく風に弱い
・調理ごとの必要燃料が分かりにくい
デメリット対策としては
・このブログに貼り付けた表を目安にするとある程度必要な燃料量がわかる
・炊飯も可能だが関連グッズを使うと簡単に失敗無く出来る
・風対策として風防はマスト
トランギアのアルコールバーナーはその無骨な風合いと軽量化などの機能性を兼ね備えたロマンの塊ギアですね!おやじは暇さえあればスタッキングを考えたりしてニヤニヤしています♪これからの皆さんのキャンプスタイルの一部に組み入れると新たな発見があるかもです!
最後までご覧いただきありがとうございました!皆さんのお役に立てれば幸いです!