冬キャンの季節になってきました!おやじの住む九州も冬は結構寒く冬キャンはとても楽しみ!きちんとした準備をして冬キャンに臨みたいと思います。そこで今回は前回のストーブに続き冬キャンを快適にする初心者向けの寝袋選びについて解説していきます。
明日の夜は0℃になるってよ
ストーブもあるし
寝袋も限界温度-15℃の
暖かいのがあるから
全然大丈夫ばい!
ちゃんと寝袋はいって寝ろよ
飲み過ぎ注意
分かっとるよー♪
使用時の気温が大事!
寝袋を使用するキャンプ地の当日の気温を考えて寝袋を選択しなければ快適な睡眠は得られませんね。特に冬キャンプでは風邪をひいたりひどいときは低体温症などになりますので注意が必要です。寝袋を選ぶ際は「快適温度」と「限界温度」の表記を参考にして選びます。
快適温度とは
「快適温度」とはこの温度なら快適に眠れるという目安の温度のことです。あくまで目安ですので寒さに弱い方は快適温度プラス5℃くらいは必要かもしれません(おやじの個人の体験)
限界温度とは
「限界温度」とはこの温度くらいまでは何とか耐えられるという目安の温度のことです。工夫をすれば何とかなりますが基本は快適温度を目安にして選ぶことをおすすめします。
おやじは限界温度を見て
大丈夫と思って買った寝袋で
大変な思いをしたぞ💦
デザイン
寝袋のデザインは一般的なものとしては「マミー型」と「封筒型」の2種類です。ご自身の寝姿や体型に合わせて選ぶと良いと思います。
マミー型
「ミイラ型」ともいわれ顔を出す部分にひもがついていて開口部を締めることができます。足元も「ミイラ」のように細くなり保温性が高く冬向けのデザインだと思います。また収納性も高いのでバックパックや登山など軽量化したい方に向いています。ただ締め付けた感じがするので違和感を感じる方もいます。伸びる素材で自由度の高いものもあります。
出典:Coleman
あったかそうー
もぐりこみたいー
封筒型
「封筒型」はその名の通り封筒上に布団を折り曲げた形状でサイドにファスナーがあり完全オープンにもできる形状のシュラフです。マミー型のように締め付けるデザインが苦手な方やキャンプでも布団で寝ているような感覚を好む方に向いています。体を動かす隙間があるのでその分マミー型ほどの保温力はありません。
出典:Coleman
また最近はマミー型と封筒型の良いとこ取りの「ハイブリット型」の寝袋もあるそうです。上半身は封筒型のように寝返りがうてるほどの余裕があり足元はマミー型のように細身で保温性が高いのが特徴です。また足先が外に出せて寝袋内の温度調整がしやすいものもあります。
中綿素材
寝袋選びの大きなポイントとして中綿の素材があげられます。大きく分けて天然のダウンを使った「ダウンシュラフ」化学繊維を使った「化繊シュラフ」ダウンと化繊を混合した「ハイブリット」があげられます。この3つの素材別の解説とメリット・デメリット・素材別のおすすめをまとめました。
ダウン
軽量コンパクトになるダウンシュラフはその保温性の高さから使用するキャンパーも多いです。保温性はダウンの量が多いほど向上します。またダウンの品質は「フィルパワー」と呼ばれる指標で表され、フィルパワーが高いほど同じ量のダウンでより多くの空気を捕らえ保温力が高く尚且つ軽量であるため高品質とされます。またダウンのデメリットとしては濡れに弱いです。冬場はテント内の結露で濡れることも多いので撥水素材の寝袋を使うかシェラフカバーで防水対策をしましょう。また価格が化繊のものと比べると高いです。
出典:NANGA
ダウンのメリット
優れた保温性 | 空気を効果的に捕らえ優れた保温性を提供する |
軽量性と圧縮性 | 軽量で非常に圧縮性があり登山キャンプやバックパックでのキャンプに便利 |
寝袋の耐久性 | 適切なケアを行えばダウンの寝袋は長期間にわたって耐久性を維持可能 |
天然素材 | 天然の羽毛であり柔く快適で通気性も良い |
ダウンのデメリット
価格が高い | 高品質であるため、合成繊維に比べて一般的に価格が高い |
濡れに弱い | 濡れると保温性が失われますので濡れにくい環境での使用が望ましい |
アレルギーの可能性 | ダウンにアレルギーを持つ人もいるため、注意が必要 |
乾燥が難しい | 濡れた場合、速やかに乾燥させることが重要 |
おすすめダウンシュラフ
こちらの2種類のような寝袋があれば冬キャンプは快適に過ごせます!しかしハイスペックな分価格が高いのがデメリットとも言えます。
化繊
化繊シュラフはダウンほどではないですが軽量でダウンと比べると防水性はあり乾燥も早いので管理やお手入れは簡単です。しかし伸縮性が低いためかさばりますのでバックパックキャンプや登山などでの使用は向きません。オートキャンプや車中泊には化繊がコスパも良くおすすめです。
化繊のメリット
防水性と速乾性 | 濡れても保温性を損なわず、速乾性が高いため湿気の多い環境に適している |
価格 | コストが低いため、予算を抑えつつ性能の良い寝袋を手に入れることができる |
アレルギー対応 | 動物由来の素材が含まれていないため、アレルギーのリスクが低い |
湿気への強さ | 湿気に対して強く、濡れても一定程度の保温性を維持できる |
化繊のデメリット
重さと圧縮性 | 同じ保温性を持つ場合、一般的に重く、圧縮性が劣る |
保温性 | ダウンに比べてやや劣ることがあり、極寒の環境や軽量性が重要な場合は検討が必要 |
寿命 | ダウンよりも寿命が短いとされ、繰り返しの圧縮と解除で保温性が低下する可能性あり |
環境への影響 | 石油由来の原料が使われるため、環境への影響がダウンよりも大きいとされる |
おすすめ化繊シュラフ
寒い時の工夫
高スペックなダウンシュラフはなかなか手が出ないキャンパーも多いと思います。今お持ちの寝袋や化繊シュラフでも工夫次第で暖かく快適な眠りを手に入れることができます!
レイヤリング
ご家庭にある毛布や大きめのブランケットを寝袋内外に重ねることで寒さを防げます。「それはちょっと・・・」とおっしゃる方には夏用の安価なシュラフやインナーシュラフを重ねると良いです。
着るものも保温性の高い暖パンやトレーナー、ワークマンのインナーダウンベスト・パンツなどを着るとだいぶ違います。メリノウールなどの厚手の靴下をはいて寝るのも良いですね。
重ね着以外だと湯たんぽやカイロを使うと暖かく寝れますよ。
マットやコットで冷気を遮断
寝るときの寒さは地面からの冷気をさえぎることで軽減できます。断熱性の高い銀マットやアルミ蒸着のマットを使うと良いです。アルミ蒸着のマットを使用する場合はアルミ側を上にしてください。自身の体温の反射熱で暖まります。さらにインフレーターマットやコットを引くことでさらに冷気を抑え快適になります。
高価なダウンシュラフでなくても
工夫することで何とか乗り切れるぞ
なるほどー
まとめ
ご自身がキャンプする場所の気温を考えて快適温度プラスαの寝袋を準備することがおすすめ。その上で保温性をさらに求めるデザインか寝袋内での動ける自由度を求めるデザインか。さらにキャンプスタイルに合わせたコンパクト性も考慮して快適な冬キャンでの睡眠を手に入れてください。
いかがでしたか!今回の内容が皆様のお役に立ったら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!